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【不動産ノヲト】2025年の住宅ローン金利動向、インスペクション(建物状況調査)

2025/04/21 (Mon) 07:40
━━━━━━━━━━━━vol.1021━2025.04.21━
不動産ノヲト~初心者のための実践ヒント~
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XXXXさん

おはようございます。村上です。

桜もすっかり葉桜になり、街の緑がいよいよ鮮やかになってきましたね。

今回の「不動産ノヲト」では、
・2025年の住宅ローン金利動向
・宅建業法改正によるインスペクション
この2つのテーマを中心にお届けします。

どちらも実務に直結する重要なトピックです。
ぜひ最後までチェックしていただき、日々の活動に役立ててください!

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■ 2025年の住宅ローン金利動向、変動金利はどうなる?
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2024年3月、日銀は長年続いたマイナス金利政策を解除しました。
これを受けて、住宅ローンの固定金利は上昇傾向にあり、変動金利についても、一部の金融機関では基準金利の引き上げや優遇幅の縮小といった動きが見られます。

特に注目したいのは、多くの方が利用している変動金利の今後の動向です。

現在、主要都市銀行の住宅ローン変動金利(店頭表示金利からの優遇適用後)は、依然として0.3~0.6%台といった低水準ですが、
今後は段階的な引き上げの可能性が指摘されています。

主な理由としては、

・日銀による今後の追加利上げ観測
・依然として続く物価上昇と、それに伴う金融引き締めへの警戒感
・市場金利上昇に伴う各金融機関の資金調達コスト増加
などが挙げられます。

ただし、多くの専門家は、急激な上昇ではなく、2025年いっぱいは緩やかな上昇傾向が続く可能性が高いと見ています。 (※経済情勢により変動する可能性はあります)

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■ 2018年4月施行の宅建業法改正、中古住宅取引におけるインスペクション(建物状況調査)
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2018年4月施行の宅建業法改正により、中古住宅取引におけるインスペクション(建物状況調査)に関する説明が義務化され、不動産取引実務に変化がもたらされています。

この改正により、宅建業者は以下の対応が求められています。

・媒介契約時: インスペクション制度の概要説明、インスペクション業者のあっせんの可否についての説明。
・重要事項説明時: 上記あっせんの有無に加え、インスペクションが実施されている場合はその結果概要を説明。設計図書等の保存状況の説明。
・売買契約締結時(インスペクション実施の場合): 建物の状況について当事者双方が確認した事項を記載した書面の交付。

これにより、中古住宅取引の透明性向上や買主の安心感向上が期待される一方、宅建業者にとっては説明義務の履行や関係書類の確認といった実務負担が生じています。

このような状況を踏まえ、以下の点が重要になります。

・取引対象物件の築年数や維持管理状況、劣化リスク等を事前に把握しておくこと。
・必要に応じてインスペクション実施を提案できるよう、インスペクション事業者との連携体制を検討しておくこと。
・説明義務違反が契約不適合責任や損害賠償請求等につながるリスクを理解しておくこと。

インスペクションへの関心が高まる中、「検査済み中古住宅」は買主にとって安心材料となり、選択されやすくなる傾向にあります。
売主・買主双方への丁寧な情報提供とサポートが、ますます重要になっています。

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■ 編集後記|地道な積み重ね
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先日、ある投資家さんと話していて、
「結局はコツコツしかないですよね」という言葉がとても印象に残りました。

一発逆転や派手な裏技はないけれど、
地道な管理、丁寧な対応、そして小さな改善。
それが最終的に大きな信頼につながるんだなと改めて感じました。

今日も一歩ずつ、一緒に歩んでいきましょう。

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■ 発行人
株式会社三成開発 村上哲一
〒860-0088 熊本県熊本市北区津浦町44-5
E-MAIL mrkm@chiou.jp
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熊本の開発 株式会社三成開発:https://i-magazine.bme.jp/92/193/53/XXXX
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■広告や記事中でご紹介している商品・サービスに
関してのトラブル等について当方では一切責任を
負いかねます。ご自身の責任でご判断ください。
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■村上哲一ってどんな人?(プロフィール)
https://i-magazine.bme.jp/92/193/54/XXXX
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