【不動産ノヲト】まちづくりの要!地盤リスクとインフラ安全管理を見直す
2025/02/03 (Mon) 07:00
━━━━━━━━━━━━vol.1010━2025.02.03━
不動産ノヲト~初心者のための実践ヒント~
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XXXXさん
おはようございます。
村上です。
先日、埼玉県八潮市で道路陥没事故が発生しました。
土木設計工事を行う身として、いてもたってもいられない思いです。
土地に何かしらの手を加えるということは、人命に関わる重大な責任を伴うものだと改めて感じさせられました。
心して業務に取り組まなければなりません。
今回は、不動産業に従事する私たちが知っておくべき地盤やインフラ管理の課題についてご紹介します。
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■ 埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故
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【事故の概要】
埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故の原因は、地下に埋設されている 直径4.75メートル の大規模な下水道管が腐食し破損したことが主な要因とされています。
破損した下水道管から土砂が流出し、地中に空洞が形成されていた結果、道路が陥没に至りました。
【原因と要因】
1.下水道管の腐食
下水道管が腐食し、破損したことが事故の直接原因です。腐食の主因として、下水中の生ごみから発生する硫化水素が挙げられています。
2.地盤の不安定化
地下に形成された空洞が拡大し、地盤が不安定になった結果、陥没が引き起こされました。
3.トラック引き上げ作業の影響
トラックの引き上げ作業によって地盤の力のバランスが崩れ、新たな陥没が発生した可能性があります。
【地域への影響】
下水使用制限:事故の影響で周辺12市町に下水使用制限がかけられ、約120万人が影響を受けています。
この事故は、日本のインフラ老朽化や地盤の不安定性といった課題を改めて浮き彫りにしています。
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■ 陥没が発生しやすい地盤の特徴
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陥没が発生する可能性が高い地盤には、以下のような特徴があります。
1.盛土や切土が施された地盤
盛土部分は新しい土を追加しているため、地盤が沈下しやすく不安定です。
2.老朽化した地下埋設物
古くなった下水道管や雨水管の破損により、土砂が流出して空洞が形成されることがあります。
3.地質的要因
日本国内では少ないですが、石灰岩などのカルスト地形では地下水による浸食によって自然空洞が形成されやすい地域もあります。
4.水の影響
大雨や地下水の流れによって地盤が緩み、空洞が拡大することがあります。特に、ゲリラ豪雨など急激な雨量増加がリスク要因となります。
これらの要因が複合的に作用し、地盤の不安定化を引き起こすことがあります。
具体的な地盤特性を把握するためには、現地での地質調査や専門家による分析が必要です。
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■編集後記:土地を触る仕事の重要性を再確認
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今回の事故を受けて、社内で「土地を触る仕事の責任」について話し合いました。
私たちが日々携わる業務は、単なるインフラ整備ではなく、まちづくりそのものに関わる重大な仕事です。
土地を触るという行為が、人命や生活環境に大きな影響を与えることを改めて再認識しました。
どうしても目の前の業務に追われがちですが、こうした基本的な理念を社内全員で共有し、常に意識し続けなければならないと痛感しています。
これからも責任ある仕事を徹底し、地域社会に貢献していきたいと思います。
それでは、また次回のメルマガでお会いしましょう!
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■ 発行人
株式会社地央 村上哲一
〒860-0088 熊本県熊本市北区津浦町44-5
E-MAIL mrkm@chiou.jp
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熊本の開発 株式会社地央:< https://i-magazine.bme.jp/92/193/31/XXXX >
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■広告や記事中でご紹介している商品・サービスに
関してのトラブル等について当方では一切責任を
負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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■村上哲一ってどんな人?(プロフィール)
https://i-magazine.bme.jp/92/193/32/XXXX
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■メールの配信解除は以下のURLをクリックしてお手続きください
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XXXXさん
おはようございます。
村上です。
先日、埼玉県八潮市で道路陥没事故が発生しました。
土木設計工事を行う身として、いてもたってもいられない思いです。
土地に何かしらの手を加えるということは、人命に関わる重大な責任を伴うものだと改めて感じさせられました。
心して業務に取り組まなければなりません。
今回は、不動産業に従事する私たちが知っておくべき地盤やインフラ管理の課題についてご紹介します。
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■ 埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故
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【事故の概要】
埼玉県八潮市で発生した道路陥没事故の原因は、地下に埋設されている 直径4.75メートル の大規模な下水道管が腐食し破損したことが主な要因とされています。
破損した下水道管から土砂が流出し、地中に空洞が形成されていた結果、道路が陥没に至りました。
【原因と要因】
1.下水道管の腐食
下水道管が腐食し、破損したことが事故の直接原因です。腐食の主因として、下水中の生ごみから発生する硫化水素が挙げられています。
2.地盤の不安定化
地下に形成された空洞が拡大し、地盤が不安定になった結果、陥没が引き起こされました。
3.トラック引き上げ作業の影響
トラックの引き上げ作業によって地盤の力のバランスが崩れ、新たな陥没が発生した可能性があります。
【地域への影響】
下水使用制限:事故の影響で周辺12市町に下水使用制限がかけられ、約120万人が影響を受けています。
この事故は、日本のインフラ老朽化や地盤の不安定性といった課題を改めて浮き彫りにしています。
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■ 陥没が発生しやすい地盤の特徴
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陥没が発生する可能性が高い地盤には、以下のような特徴があります。
1.盛土や切土が施された地盤
盛土部分は新しい土を追加しているため、地盤が沈下しやすく不安定です。
2.老朽化した地下埋設物
古くなった下水道管や雨水管の破損により、土砂が流出して空洞が形成されることがあります。
3.地質的要因
日本国内では少ないですが、石灰岩などのカルスト地形では地下水による浸食によって自然空洞が形成されやすい地域もあります。
4.水の影響
大雨や地下水の流れによって地盤が緩み、空洞が拡大することがあります。特に、ゲリラ豪雨など急激な雨量増加がリスク要因となります。
これらの要因が複合的に作用し、地盤の不安定化を引き起こすことがあります。
具体的な地盤特性を把握するためには、現地での地質調査や専門家による分析が必要です。
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■編集後記:土地を触る仕事の重要性を再確認
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今回の事故を受けて、社内で「土地を触る仕事の責任」について話し合いました。
私たちが日々携わる業務は、単なるインフラ整備ではなく、まちづくりそのものに関わる重大な仕事です。
土地を触るという行為が、人命や生活環境に大きな影響を与えることを改めて再認識しました。
どうしても目の前の業務に追われがちですが、こうした基本的な理念を社内全員で共有し、常に意識し続けなければならないと痛感しています。
これからも責任ある仕事を徹底し、地域社会に貢献していきたいと思います。
それでは、また次回のメルマガでお会いしましょう!
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■ 発行人
株式会社地央 村上哲一
〒860-0088 熊本県熊本市北区津浦町44-5
E-MAIL mrkm@chiou.jp
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熊本の開発 株式会社地央:< https://i-magazine.bme.jp/92/193/31/XXXX >
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関してのトラブル等について当方では一切責任を
負いかねます。ご自身の責任でご判断下さい。
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